海自、米空母と日本海で訓練実施 ミサイル発射けん制 

長崎県・対馬の南約60キロの海上を日本海に向けて航行する米原子力空母カール・ビンソン=29日午前7時58分(共同通信社機から)

 海上自衛隊は29日、米原子力空母カール・ビンソンと海自の護衛艦が同日午前から午後にかけ、長崎県沖の対馬海峡を抜けて日本海に入り、共同訓練を実施したと明らかにした。日米で北朝鮮のミサイル発射をけん制するのが狙い。訓練は昼すぎに終了した。

 北朝鮮は同日午前5時半ごろ弾道ミサイルを発射、北朝鮮内陸部に落下したとみられる。カール・ビンソンを中心とする空母打撃群は今後、朝鮮半島周辺に向かい韓国海軍と訓練する見通し。

 カール・ビンソンと海自の共同訓練は23日、フィリピン海で開始。陣形を整える戦術運動や通信訓練を行いながら日本海に入り、対馬海峡の東海域で訓練を終えた。


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