ローマ法王、テロ被害教会で追悼 エジプト、連帯示し献花 

 【カイロ共同】エジプト訪問中のローマ法王フランシスコは28日、昨年12月に過激派組織「イスラム国」(IS)のテロ攻撃を受けたカイロ中心部のキリスト教の一派、コプト教の教会を訪れた。コプト教の法王タワドロス2世と共に花束をささげ犠牲者を追悼した。

 イスラム教が国教のエジプトで、人口の1割弱のコプト教徒は過激派のテロの標的にされている。法王フランシスコは28日、イスラム教スンニ派の最高権威機関アズハルが主催した平和会議で演説し「神の名の下に実行されるあらゆる暴力にノーと言おう」と呼び掛け、コプト教徒への連帯を示した。


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