ブラジルでゼネスト 96年以来、年金改革に抗議 

 【リオデジャネイロ共同】ブラジル全土で28日、テメル大統領が推進する年金や労働市場の改革などに抗議する労働組合のゼネストが実施された。ロイター通信によると、同国でのゼネスト実施は1996年以来。

 28日朝から各地で公共交通機関がまひ。リオデジャネイロやサンパウロなどでは、道路を占拠したデモ隊を警官隊が催涙弾を使って排除するなどの衝突も起きた。

 テメル政権は財政健全化のため、年金受給開始年齢の引き上げなどの改革に着手。外資呼び込みのため臨時雇用契約の制限緩和など、労働者に手厚いとされる現行法の改正も目指している。


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