「日本遺産」第3弾に17件 北前船寄港地や忍者の里 

日本遺産に認定された「北前船寄港地・船主集落」の構成文化財の一つ、秋田市の土崎神明社祭の曳山行事(文化庁提供)

 文化庁は28日、地域の有形、無形の文化財をテーマでまとめる「日本遺産」に、北海道から福井の7道県にまたがる「北前船寄港地・船主集落」や三重、滋賀両県の「忍びの里 伊賀・甲賀」など23道府県の17件を新たに認定した。2015年から毎年認定しており、今回の第3弾で計54件となった。来年以降も続け、東京五輪・パラリンピックが開かれる20年までに100件に増やす。

 認定は、地域の魅力を国内外に分かりやすく伝え、観光振興につなげるのが狙い。今回、大阪や山口など7道府県で初めて認定され、遺産がないのは山梨、静岡、鹿児島など7都県となった。


  • LINEで送る