日本記者クラブ賞に松尾文夫氏 長年の米国報道を評価 

 日本記者クラブは28日、ジャーナリストの松尾文夫氏(83)に2017年度の日本記者クラブ賞を贈ると発表した。富山県のチューリップテレビ報道制作局政務活動費取材チームと歴史研究家の森重昭氏(80)に特別賞を贈る。贈賞式は5月29日。

 松尾氏は共同通信記者時代から米国報道に取り組み、日米首脳が被爆地広島とハワイ真珠湾を訪問することで真の戦後和解が生まれると訴えてきた。提言通り、昨年5月にオバマ大統領(当時)の広島訪問、同12月に安倍晋三首相の真珠湾訪問が実現した。

 日本記者クラブ賞は1972年創設、ジャーナリズムの信用と権威を高めたジャーナリストに贈られる。


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