ダイキン元課長に懲役6年 架空発注、9千万円詐取 

 調査業務などに関する架空の発注を繰り返し、9千万円近くを詐取したとして、詐欺の罪に問われた空調機器大手ダイキン工業(大阪市)の元課長長田益生被告(56)に、大阪地裁は26日、懲役6年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。

 被告は起訴内容の一部を正当な発注だったと否認したが、小倉哲浩裁判官は判決理由で、業務成果として受け取った資料は他社の作成した既存資料を修正するなどしたものだと指摘。被告はダイキンから取引先に支払われた代金のうち3分の1~半分の金額を得ており「取引先と共謀した詐欺行為だ」と認定した。


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