THAAD砲台を韓国南部に搬入 米軍、北朝鮮ミサイル対処で 

THAADの搬入に反対し、警官隊と対峙する住民ら(手前)=26日、韓国南部の慶尚北道星州郡(聯合=共同)

 【ソウル共同】在韓米軍は26日、北朝鮮の弾道ミサイルに対処するための最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の発射台やレーダーなどを、韓国南部・慶尚北道星州郡の配備先の敷地に搬入した。北朝鮮の核実験やミサイル発射への警戒感が高まり、5月9日の韓国大統領選ではTHAAD配備推進の是非が争点となる中、米韓両政府は実戦配備を加速する姿勢を鮮明にした。

 一方、航空自衛隊は沖縄県の東空域で26日、自衛隊の戦闘機2機と米原子力空母カール・ビンソンに艦載された戦闘攻撃機2機とで、共同訓練をすると明らかにした。日米韓は北朝鮮へのけん制を強める構えだ。


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