福島除染で事故、元作業員提訴 慰謝料請求、横浜地裁支部 

 東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業中に右足を骨折したなどとして、元作業員の男性(49)が24日、愛媛県新居浜市の建設会社「白石建設工業」に慰謝料など約1950万円を求め、横浜地裁川崎支部に提訴した。

 訴状によると、男性は2014年11月から福島県富岡町の除染作業に、2次下請け会社の作業員として従事。翌12月、同町の現場でトラック荷台のボルトが外れていたため落下した部品が右足に当たって骨折した。

 原告側は、2次下請け会社が男性の労災事故を隠そうとしたと主張。2次下請け会社は倒産し、1次下請けだった白石建設工業を提訴した。


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