消防庁、全飲食店で消火器義務へ 新潟・糸魚川大火受け 

 総務省消防庁は24日、新潟県糸魚川市で起きた大火を受け、原則として全ての飲食店に対し、消火器の設置を義務付ける方針を固めた。現行で延べ面積150平方メートル以上としている消防法施行令を改正する。同日開いた有識者検討会で取りまとめた報告書案に盛り込んだ。

 糸魚川市の大火は昨年12月に発生。ラーメン店で、こんろの火の消し忘れが原因とされている。急激な延焼に備え、各店舗での初期消火が重要と判断した。

 大都市を中心に条例で全ての飲食店に対する消火器設置を義務化している例もあるが、その他の自治体では指導にとどまっているという。


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