2017年4月23日 18:03 | 無料公開
赤十字国際委員会(ICRC)のクリスティーヌ・ベーリ副総裁は23日、核兵器廃絶をテーマに意見を交わす各国赤十字代表の国際会議が24日から長崎市で始まるのを前に、爆心地で花をささげた。「一瞬で多くの命を奪う無差別兵器の恐ろしさを感じた。強い意志を持って、廃絶を訴えたい」と意気込んだ。 初めて被爆地を訪れたというベーリ副総裁は、市の原爆資料館も訪問。焼け野原となった72年前の長崎や皮膚がただれた被爆者の写真に見入った。案内した市職員には、放射線が被爆者の子孫に与える影響を熱心に尋ねていた。