朴前大統領、潔白主張 令状審査で9時間聴取 

30日、逮捕状発付の是非の審査を受け、ソウル中央地裁を出る韓国の朴槿恵前大統領(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国のソウル中央地裁は30日、検察が収賄容疑などで逮捕状を請求した朴槿恵前大統領(65)を出頭させ、9時間近く意見聴取した。聯合ニュースによると、朴氏は潔白を主張した。地裁は聴取結果も踏まえ、逮捕状発付の是非について31日未明まで審査を続けた。昨秋に表面化した疑惑の捜査は最大のヤマ場を迎えた。

 逮捕されれば大統領経験者としては1995年の盧泰愚氏と全斗煥氏に続き3人目となる。

 地裁での意見聴取は午前10時半ごろに始まり、昼食や休憩時間を挟んで午後7時10分ごろに終了した。朴氏はこの後、地裁に隣接するソウル中央地検の庁舎に移って待機した。


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