2017年3月30日 10:00 | 無料公開
八尾空港に墜落した小型機=2016年3月27日(運輸安全委提供)
八尾空港(大阪府八尾市)で昨年3月、着陸しようとした小型機が墜落し4人が死亡した事故で、運輸安全委員会は30日、車輪の接地後に機体がバウンドし、着陸をやり直そうと再上昇したが失速、墜落したとする報告書を公表した。
機体重量が重すぎ、重心も後方に寄っていたことが、バウンドや失速の原因となった可能性があるとしている。機長は出発前の確認をしなかったとみられる。操縦者は特定できなかった。
報告書によると、小型機は昨年3月26日午後4時5分ごろ、神戸空港を離陸。午後4時20分ごろ、八尾空港に着陸する際に高さ約38メートルからきりもみ状になって墜落した。