八尾の小型機墜落事故で報告書 着陸やり直し中に失速 

八尾空港に墜落した小型機=2016年3月27日(運輸安全委提供)

 八尾空港(大阪府八尾市)で昨年3月、着陸しようとした小型機が墜落し4人が死亡した事故で、運輸安全委員会は30日、車輪の接地後に機体がバウンドし、着陸をやり直そうと再上昇したが失速、墜落したとする報告書を公表した。

 機体重量が重すぎ、重心も後方に寄っていたことが、バウンドや失速の原因となった可能性があるとしている。機長は出発前の確認をしなかったとみられる。操縦者は特定できなかった。

 報告書によると、小型機は昨年3月26日午後4時5分ごろ、神戸空港を離陸。午後4時20分ごろ、八尾空港に着陸する際に高さ約38メートルからきりもみ状になって墜落した。


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