2017年3月29日 19:28 | 無料公開
太陽観測衛星「ひので」が撮影した太陽フレアのX線画像(国立天文台/JAXA提供)
太陽表面の爆発現象「太陽フレア」は、黒点の磁場の一部で極性が反転した際に発生するとの研究成果を、名古屋大の草野完也教授(太陽地球環境物理学)らの日米中の研究チームが29日までにまとめた。地球で大規模停電や通信障害を引き起こす可能性があるフレア発生の予測精度向上につながると期待される。
草野教授は「被害防止や軽減には、より正確な発生予測と対策が必要。今回の成果で、磁場を見極めることが予測につながると示された」と話している。
27日付の英科学誌電子版に発表した。