スキー場「典型的な雪崩発生区」 現地調査のNPO理事 

 NPO法人「日本雪崩ネットワーク」(横浜)の出川あずさ理事(56)が28日、雪崩で高校生ら8人が死亡した那須温泉ファミリースキー場(栃木県那須町)付近で現地調査を実施、調査後に「目視でも分かるほど、雪崩の起きやすい斜度や気候条件がそろっている典型的な雪崩発生区だ」と明らかにした。

 ネットワークによると、雪崩の痕跡はその後の降雪ではっきりと残っていなかったが、スキー場の第2ゲレンデ上部にある樹林帯を抜けた尾根手前付近の斜面で発生したとみられる。

 雪崩が起きたとみられる斜面は斜度30度以上で大きな木が少なく、風の影響を受けやすい環境だった。


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