大阪市営地下鉄が民営化 公営で全国初、来春に移行 

 大阪市営地下鉄の民営化に必要な関連条例が28日、大阪市議会の本会議で大阪維新の会、自民、公明両党などの賛成多数により可決、成立した。自治体が運営する公営地下鉄が民営化されるのは初めて。東京メトロに次ぐ営業距離の地下鉄新会社が2018年4月に誕生する。

 新会社は「大阪地下鉄株式会社(仮称)」。当初は市が株を100%保有する。市は将来的に株式上場が可能な企業体を目指すとしているが、吉村洋文市長は自民市議団の要望を受け「任期中は上場しない」と明言。

 ニュートラムを含む現行9路線をそのまま引き継ぎ運行。今後、鉄道事業の免許移行を国に申請するなど手続きを進める。


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