米最高裁で少女像訴訟敗訴 日系人の上告退け 

 【ロサンゼルス共同】旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像が設置された米ロサンゼルス近郊グレンデール市の日系人住民らが像の撤去を市に求めた訴訟で、米連邦最高裁は27日、原告の上告を却下し、日系人住民の敗訴が確定した。

 訴訟を巡っては日本政府も2月22日付で「上告審が認められるべきだ」とする意見書を提出していたが、審理は行われず門前払いとなった。

 原告の目良浩一代表は「今後は別の方法で(像の)撤去ができるように努力していきます」とする声明文を出した。

 グレンデール市の少女像は、韓国系米国人の団体などが2013年に設置した。


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