富山地裁、4度目の再審請求棄却 連続誘拐殺人で 

 1980年に富山、長野両県で女性2人が相次いで誘拐、殺害された事件で、身代金目的誘拐や殺人の罪で死刑が確定した宮崎知子死刑囚(71)の4度目の再審請求を富山地裁が棄却していたことが27日、弁護人への取材で分かった。決定は23日付。

 弁護人によると、再審請求では共犯として逮捕され無罪となった知人男性の関与を主張。しかし、地裁は再審を開く新たな証拠はないと判断した。弁護人は決定を不服とし27日、名古屋高裁金沢支部に即時抗告した。

 宮崎死刑囚と知人男性が共犯として逮捕されたが、公判では同死刑囚の単独犯行として認定。98年に死刑判決が確定した。


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