愛犬家殺人の死刑囚死亡 93年発生、被害者4人 

関根元死刑囚

 埼玉県で1993年に起きた愛犬家ら連続殺人事件で、殺人罪などで死刑が確定した元犬猫繁殖業関根元・死刑囚(75)が27日朝、東京拘置所で死亡した。関係者への取材で分かった。病死とみられる。

 確定判決によると、関根死刑囚は元妻の風間博子死刑囚(60)と共謀し93年、犬の売買をめぐる金銭トラブルなどから、会社員=当時(39)=や暴力団幹部とその運転手の3人に毒物入りカプセルを飲ませ殺害。遺体を切断、焼却して捨てた。

 関根死刑囚は単独でも、うその利殖話で次々と外国犬を買わせた主婦=同(54)=を殺害するなどした。


  • LINEで送る