稀勢の里「一生の思い出に」 負傷押して劇的優勝 

2度目の優勝を果たした大相撲春場所の千秋楽から一夜明け、記者会見する横綱稀勢の里関=27日午前、大阪市港区の田子ノ浦部屋宿舎

 大相撲春場所で左肩付近の負傷を押して強行出場し、13勝2敗で劇的な2場所連続2度目の優勝を果たした横綱稀勢の里(30)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が千秋楽から一夜明けた27日午前、大阪市港区の田子ノ浦部屋宿舎で記者会見を行い「ようやく終わった。一生の思い出になるような大阪場所だった。先場所とまた違ううれしさがある」と喜びを語った。

 故障箇所などは明言しなかったが「しっかり検査をする。でも今は痛みもないから大丈夫」と述べた。4月2日からの春巡業参加について「巡業に出るのも僕の使命。行けるならば行き、駄目となればしっかり休む」と話すにとどめた。


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