米南部の地裁が入国規制容認 全米の差し止め変わらず 

 【ニューヨーク共同】イスラム圏6カ国からの入国を規制するトランプ米政権の新たな大統領令は宗教差別だとして、在米のイスラム教徒らが一時差し止めを求めた申し立てについて、南部バージニア州の連邦地裁は24日、訴えを退ける決定を出した。米政府の主張を認める判断。

 東部メリーランド州とハワイ州の連邦地裁は、大統領令を全米で一時差し止める仮処分命令を出しており判断が分かれた。CNNテレビなどによると、両地裁の仮処分命令が優先され、入国規制が実施されていない現状に変化はない。ただ、大統領令の正当性は、判事によって結論が異なる微妙な司法判断であることが浮き彫りとなった。


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