介護施設、16時間夜勤60% 組合調査「回数規制を」 

 全国の介護施設の60%が、夜勤で16時間以上勤務する2交代制シフトを導入していることが、日本医療労働組合連合会の調査で分かった。同連合会は「2交代夜勤は2日分の労働を連続で行うものだ」として月ごとの夜勤回数の上限規制を設けるよう求めている。

 調査は143施設に昨年の実績を尋ねた。

 介護施設の夜勤は、1日8時間以内のシフトによる3交代と、1日16時間前後働く2交代の二つに大きく分けられる。2交代の場合、例えば午後4時ごろから翌朝の午前9時ごろまで交代なしで働くことになる。

 看護職の場合は、国の指針があるが、介護職には1カ月の夜勤の回数に指針はない。


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