南極観測隊が帰国 出迎えの家族らに笑顔 

約1年4カ月ぶりに帰国し、家族に迎えられ笑顔の57次越冬隊の藤原宏章隊員(左)=23日午後、東京・羽田空港

 南極・昭和基地などでの活動を終えた第57次南極観測隊の越冬隊と第58次隊の夏隊の計約70人が23日午後、観測船しらせの寄港地、オーストラリア・シドニーから空路で羽田空港に帰国した。

 到着ロビーでは家族や職場の同僚らが「おかえりなさい」と書かれた看板などを手に出迎え、ゲートから出てきた隊員らと握手を交わして再会を喜んだ。隊員たちも南極で苦楽をともにした仲間と「また会おう」と互いに労をねぎらった。

 約1年4カ月ぶりに帰国した越冬隊の藤原宏章隊員(37)は、南極へ出発した後に生まれた長男を抱いて「写真では見ていたけれど、やっぱりかわいらしい」と笑顔を見せた。


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