北朝鮮、米の政策見直しけん制 22日発射ミサイルは日本射程か 

北朝鮮の3月7日付労働新聞が掲載した、4発の弾道ミサイル同時発射の写真(共同)

 【北京共同】北朝鮮は22日朝、日本海側の東部元山付近からミサイルを発射、失敗した。トランプ米政権による対北朝鮮政策の見直しや米韓合同軍事演習をけん制する狙いがあるとみられる。発射数秒後に空中爆発したが、日本政府関係者は日本を射程に収める中距離弾道ミサイルだった可能性があると指摘した。北朝鮮が失敗克服のため近くさらなる発射を強行する恐れがあり、日米韓は監視を強化している。

 北朝鮮では来月11日に最高人民会議が招集され、同15日には最大の記念日とされる故金日成主席の生誕記念日を迎える。こうした重要政治日程に合わせた軍事行動も懸念され、日米韓が警戒している。


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