墜落でEU大統領の捜査要請 10年、ポーランド専用機 

トゥスクEU大統領(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ポーランド国防省は21日、2010年にレフ・カチンスキ大統領ら96人が死亡した政府専用機墜落の調査を妨害したとして、当時首相を務めていたトゥスク欧州連合(EU)大統領の捜査を検察当局に要請した。検察当局は30日以内に捜査するかどうかを決める。ポーランド通信などが報じた。

 専用機はロシア西部で墜落し、ロシア、ポーランドの双方が操縦士の判断ミスや経験不足による事故と結論。しかし、ポーランド国防省は、トゥスク氏がロシア側に譲歩したため専用機の残骸の提供を受けられず、ポーランド側が十分に調査できなかったとしている。


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