米、「核なき世界」見直しも トランプ政権高官が表明 

 【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のクリストファー・フォード上級部長(大量破壊兵器・拡散阻止担当)は21日、オバマ前政権が掲げた「核兵器なき世界」の目標について、「現実的かどうか」をトランプ政権が検討すると述べた。前政権の政策を「例外なく」見直す措置の一環。ワシントンで開かれた核政策に関する国際会議で語った。

 フォード氏は、前政権が2010年に発表した核政策指針「核体制の見直し(NPR)」を改定すると表明。北朝鮮の核・ミサイル開発を念頭に、現在や見通せる将来の安全保障環境に合わせた「より実際的」な内容になるだろうと説明した。


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