2017年3月21日 17:09 | 無料公開
絶滅危惧種の「シロワニ」(マリンワールド海の中道提供)
環境省は21日、海の生き物が絶滅する危険度を示す「海洋生物レッドリスト」を初めて作成し、評価した約1万種のうち小笠原諸島・父島固有の甲殻類「オガサワラベニシオマネキ」など56種を絶滅危惧種に指定したと明らかにした。
指定されたのは、魚類がサメの一種「シロワニ」など16種。サンゴ類が「ハナサンゴモドキ」など6種。甲殻類が30種。その他無脊椎動物が「オオシャミセンガイ」など4種。
また1935年に父島で発見されたが、その後の調査などで確認されていない「オガサワラサンゴ」は、国内ではすでに絶滅したと判定した。