選抜高校野球、経済効果228億 早実の清宮人気がけん引 

選抜高校野球への意気込みを語る早実の清宮幸太郎主将=7日午後、東京都八王子市

 今月開幕する選抜高校野球大会の経済効果が約228億8千万円に上るとの試算を関西大の宮本勝浩名誉教授がまとめ、7日発表した。このうちプロ野球注目の強打者、早稲田実業高の清宮幸太郎選手の出場に伴う効果は約34億2千万円で、宮本氏は「入場料が安価にもかかわらず、驚異的だ」とプレー同様の超高校級に脱帽している。

 経済効果は観客の入場料や交通費、飲食代、グッズ代などの消費支出を積み上げた。試算の前提として、清宮選手見たさに今大会の観客は前回から6・3%増の56万2千人と推定し、早実が準決勝まで勝ち残るケースを想定した。


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