京都府医大学長に辞任勧告 組長との関係「責任重い」 

京都府立医大病院、同医大の吉川敏一学長

 指定暴力団山口組淡海一家の総長高山義友希受刑者(60)を巡る京都府立医大病院(京都市)の虚偽診断書作成事件で、府立医大の評議会は24日、高山受刑者との関係が指摘され道義的責任は重いとして、吉川敏一学長(69)に辞任を勧告した。27日正午までに辞任する意思があるか返答を要求。応じない場合は強制力がある学長選考会議に解任を請求する。

 吉川学長は24日、コメントを発表し「高山氏との特別な関係はなく、辞任するつもりはない」と勧告を拒否、続投に意欲を示した。

 大学によると、23日に評議会を開き、委員19人のうち14人が出席。全員一致で勧告を決めた。


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