糸魚川、防火策ない建物で延焼か 消防庁検討会 

 昨年末に起きた新潟県糸魚川市の大火で、燃えるのに時間がかかる網入りガラスを使うといった防火策を取っていない木造建築物があり、延焼拡大の一因となった可能性があることが24日分かった。総務省消防庁の有識者検討会で、同庁の研究機関などが見解を示した。ただ棟数や全体に占める割合は不明で、今後詳しく調べる。

 国土交通省によると、今回被災した建築物は登記簿情報などから、納屋や蔵を含めると240棟で、うち木造が215棟だった。ほかは鉄骨が16棟、鉄筋コンクリート構造が9棟。


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