築地の仮設35棟が違法状態 12年間、建築許可更新せず 

 東京都は23日、築地市場の敷地内にある立体駐車場など仮設の建物35棟が2005年に建築基準法で必要な建築許可が切れ、約12年間にわたって違法状態となっていたと発表した。許可の更新申請をしなかった事務ミスとみられ、都は安全性に問題はないとしている。

 都によると、35棟は正門近くの立体駐車場や一部の売り場、倉庫など。1991年から一時進められた築地再整備工事に伴い、売り場の仮移転先などとして建てられ、工事が中断した90年代半ば以降も業者らが使用している。


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