犬のストレス分かります 心拍指標に、大阪府立大 

 犬のストレス状態が心拍の変動から分かる手法を開発したと、大阪府立大の島村俊介准教授(獣医学)のチームが18日、発表した。この手法を使った装着型センサーを開発中で、犬の健康管理や獣医療への応用が期待できるという。

 チームによると、心拍の変動から自律神経の活動を解析し、ストレスの度合いを測る手法は人間では確立されているが、犬では呼吸数の変動や個体差が大きく困難とされていた。

 チームは、心拍の間隔が、副交感神経が優位な状態(リラックス)だと大きく変動し、交感神経が優位な状態(緊張)だと一定に近づくことに注目。心拍データから緊張状態を数値化できる指標を作成した。


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