軽トラ事故の88歳、処分保留 集団登校の7人死傷、横浜地検 

 横浜市港南区で昨年10月、集団登校の列に軽トラックが突っ込み、小学生ら7人が死傷した事故で、横浜地検は16日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕された男性(88)を処分保留で釈放した。

 捜査関係者によると、記憶が所々抜け落ちている状態で認知症とみられる。だがこれまで家族から運転をやめるよう促されたことも、認知症の通院歴もなかった。在宅での捜査を続けるが、認知症の自覚がなかったとみられることを踏まえ、不起訴処分となる見通し。

 地検は刑事責任能力の有無を調べるため10日まで鑑定留置していた。


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