WHO、母子手帳国際普及へ指針 初めて策定、6月にも公表

 世界保健機関(WHO)は国際協力機構(JICA)と連携し、日本発祥の母子手帳について国際的な普及促進に乗り出す。母子の健康を守る有効な手段だと判断。各国が母子手帳を作成する際の指針を、日本式を参考に初めて策定し、6月にも公表する方針だ。関係者が25日明らかにした。

 母子手帳はアフリカなど多数の国々で導入済みだが、書式がばらばらで内容も不十分なものが少なくない。一層の利用拡大には、統一を図る必要があるという。るよう求める方向だ。

 統一書式で記録されれば、医師や看護師が容易に確認でき、成長曲線によって子どもの栄養状態の把握が可能になる。


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