米韓、非核化前進へ意見調整 南北首脳会談を控え

南北首脳会談が開かれる板門店の韓国側施設「平和の家」の会談場。壁に掛けられているのが金剛山の絵(韓国大統領府提供・共同)

 【ソウル共同】韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は27日、10年半ぶりの南北首脳会談を行う。会談を前に韓国は大統領府高官を米国に派遣し、最大の焦点である北朝鮮の非核化前進に向け意見を調整。南北は25日、会談場所となる板門店の韓国側施設「平和の家」などで合同リハーサルを行った。朝鮮半島情勢の行方を左右する会談を前に準備は大詰めを迎えた。

 韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長は米東部時間24日、ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談した。会談では現状を分析、非核化の具体的な方策などに関し意見交換したとみられる。


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