航空機エンジンの緊急点検指示 欧米当局、死亡事故受け

米サウスウエスト航空機の損傷したエンジンを調べる運輸安全委員会関係者=17日、フィラデルフィア(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米国でサウスウエスト航空機のエンジンが飛行中に大破し、乗客1人が死亡した事故を受け、米連邦航空局(FAA)と欧州航空安全庁(EASA)は20日、航空会社に事故を起こしたボーイング737―700型に積まれたものと同型のエンジンの緊急点検を指示した。ロイター通信が報じた。

 対象のエンジンは米ゼネラル・エレクトリック(GE)とフランス企業の合弁会社「CFMインターナショナル」が製造した「CFM56―7B」。点検を行うのは世界で約680基に上る。エンジンの一番前にある「ファンブレード」と呼ばれる羽根を20日以内に点検するよう指示した。


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