受賞者名の漏えい認める ノーベル文学賞選考主体

 【ロンドン共同】ノーベル文学賞の選考主体スウェーデン・アカデミーは20日、メンバーの夫によるセクハラなどの疑惑について第三者の調査結果を発表し、過去に文学賞の受賞者名が漏えいしたことがあったと明らかにした。アカデミーが漏えいを認めるのは極めて異例。

 誰が漏えいしたかなどは明らかにしていないが、疑惑の渦中にいるのは写真家ジャンクロード・アルノー氏。アカデミー・メンバーで詩人の妻カタリーナ・フロステンソン氏を通じて知った受賞者名を7回、他人に教えたと報じられており、2016年の米歌手ボブ・ディラン氏などが含まれているという。


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