中国空母から艦載機飛行を初確認 太平洋で防衛省

 防衛省は、20日午前10時半ごろ、沖縄県・与那国島の南約350キロの太平洋を東に進む中国海軍の空母「遼寧」など7隻を確認し、約30分後に複数の艦載機が飛び立ったのを確認した。21日までに明らかにした。防衛省が太平洋で中国空母から艦載機が飛行するのを確認したのは初めてで、警戒を強めている。

 中国側が事前に周辺の船舶に対し、訓練を実施すると伝えていたという。海上自衛隊の護衛艦のレーダーで確認した。

 中国軍を巡っては、爆撃機や戦闘機が20日まで3日連続で、沖縄本島と宮古島の間を通過してバシー海峡方向に向かう特異な飛行も確認されている。


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