北海道の民間ロケット再挑戦 宇宙空間到達に、28日打ち上げ

小型ロケットMOMO2号機の横に立つインターステラテクノロジズの稲川貴大社長(左)と堀江貴文さん=3月27日、北海道大樹町

 北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」が28日、自社開発の小型ロケットMOMO(モモ)2号機を町内の実験場から打ち上げる。昨年7月に発射した1号機は、目標とした高度100キロを超える宇宙空間に到達せず、改良を加えて再挑戦する。同社は有料観覧席を用意し、大樹町もパブリックビューイング会場を設ける。

 1号機は発射の約70秒後に通信が途絶え、エンジンを緊急停止させた。同社によると、機体が回転を抑えきれずに破損し、通信トラブルが起きたとみられる。2号機は制御方法を変更し、機体の強度も約3倍に高めた。


  • LINEで送る