三菱商、20年に特別顧問を廃止 相談役は無報酬の非常勤に

 三菱商事は20日、現在3人の社長・会長経験者が就く特別顧問と相談役の制度を見直すと発表した。2020年に特別顧問を廃止し、常勤の相談役は無報酬の非常勤に改める。経営には関与せず対外活動に従事していたが、事業運営での役割を明確にし、経営の透明性を高める。

 特別顧問は1998年から設けており、槙原稔氏(88)が19年3月、佐々木幹夫氏(80)が20年6月までの任期で就いている。佐々木氏が任期を終えた後は新たに任命しない。

 相談役は1954年に導入した。小島順彦氏(76)の任期は22年6月までで、20年7月以降は無報酬の非常勤となる。


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