2018年4月20日 07:15 | 無料公開
【ワシントン共同】米国務省のナウアート報道官は19日の記者会見で、シリア首都ダマスカス郊外での化学兵器使用疑惑を調査する化学兵器禁止機関(OPCW)の現地入りが遅れていることについて、アサド政権と後ろ盾のロシアが連携して調査団を妨害しているとの「信頼できる情報」を把握していると語った。
化学兵器攻撃があったとされる東グータ地区ドゥーマでは発砲や爆発などがあり、調査団の現地入りのめどは立っていない。ナウアート氏は「情報」の詳細について明らかにしなかったが、メディアの取材を受ける住民らは、アサド政権の圧力を受けて証言を変えていると指摘した。