長崎港で帆船まつり開幕 日ロの3隻、優雅に航行

「長崎帆船まつり」が始まり、長崎港に入港する帆船=19日午後(共同通信社ヘリから)

 帆船が春の長崎港に集う「長崎帆船まつり」が19日、始まった。快晴で水面がきらめく中、日本やロシアの3隻が優雅に入港。訪れた人たちは歓声を上げながら、船上の乗組員たちに手を振って出迎えた。夜にはライトアップされた船体が薄暗い海に浮かび上がり、幻想的な雰囲気に包まれた。23日まで。

 3隻は、1855年にオランダが徳川幕府に献上した日本初の蒸気帆船を復元した「観光丸」(353トン)や、ロシアの「パラダ」(2987トン)など。

 まつりは19回目。期間中は帆を広げる訓練や体験クルーズを予定している。問い合わせは長崎市コールセンター、電話095(822)8888。


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