キューバ、カストロ氏が引退 ディアスカネル議長を選出

キューバの新たな国家評議会議長に選出されたディアスカネル氏(右)と退任したラウル・カストロ氏。19日、キューバ人民権力全国会議のフェイスブックに掲載された画像(共同)

 【ハバナ共同】カリブ海の社会主義国キューバの人民権力全国会議(国会)は19日、新たな国家評議会議長(元首)に政権ナンバー2の第1副議長だったミゲル・ディアスカネル氏(57)を選出した。ラウル・カストロ氏(86)は議長を引退。1959年のキューバ革命後に生まれた世代が国家の代表となるのは初めて。

 革命から実質的に国を支配し続けたフィデル氏(2016年死去)、ラウル氏のカストロ兄弟以外のトップ就任も初。ラウル氏はキューバ共産党トップである第1書記の座には21年までとどまり、政治的影響力を保持する。


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