世界農業遺産認定証を授与 宮城、静岡、徳島に国連

ローマの国連食糧農業機関本部で、世界農業遺産の認定証を受け取った自治体関係者=19日(共同)

 【ローマ共同】国連食糧農業機関(FAO)は19日、ローマの本部で世界農業遺産国際フォーラムを開き、新たに同遺産に選ばれた宮城県大崎地域の稲作、静岡県の伝統的なワサビ栽培、徳島県西部の急傾斜地農耕について関係者に認定証を授与した。日本のほか、中国や韓国、スペインなどの2016年以降に認定された計14の地域が対象となった。

 フォーラムには、15年に長良川上中流域のアユが認定された岐阜県の古田肇知事も出席して講演、「生きた世界遺産」にするため国際シンポジウムを開くなどの取り組みを続けていると話した。


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