「竹下派」正式発足、経世会以来 自民額賀派が臨時総会

自民党額賀派の臨時総会で握手を交わす額賀福志郎会長(右)と竹下自民党総務会長=19日午後、東京都内

 自民党額賀派(平成研究会、55人)は19日昼、東京都内で臨時総会を開いた。額賀福志郎会長が退任し、竹下亘党総務会長が新会長に就任した。竹下氏の兄、竹下登元首相が旗揚げしたかつての党最大派閥「経世会」以来の「竹下派」が正式に発足した。

 竹下氏はあいさつで「大変なものを受け取った思いだ。われわれのグループはいつも日本政界のど真ん中で仕事をしてきた。それを肝に銘じて引き継いでいきたい」と述べた。会長職を退く額賀氏が最高顧問に就くことも決まった。

 額賀派では今年1月、吉田博美党参院幹事長らが額賀氏の会長交代を要求。額賀氏は、竹下氏に会長職を引き継ぐと表明した。


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