通勤定期、利用者増に効果 中小鉄道調査、三菱UFJ

利用者が増えた鉄道会社

 観光客より通勤定期の客を増やすことが利用者増に効果的―。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが中小の鉄道会社に実施した全国調査でこんな結果が18日、明らかになった。回答した39社のうち2割に当たる8社で増加し、いずれも通勤定期増が寄与していた。駅前整備など行政の支援が奏功したケースもあった。

 利用者が「増えた」と回答した福井鉄道(福井県越前市)では、県が主導して駅前に駐車場を整備し、自家用車と鉄道を乗り継ぐ「パークアンドライド」での通勤を推奨している。ひたちなか海浜鉄道(茨城県ひたちなか市)では出資するひたちなか市が新駅建設など施設整備に補助金を出した。


  • LINEで送る