ロ、ごみ処理や医療で協力期待 来日の議員団代表

取材に応じるロシア下院「対日議員グループ」代表のシュレポフ議員=13日、東京都内

 来日したロシア下院「対日議員グループ」代表のシュレポフ議員が18日までに都内で共同通信の取材に応じ、「日本のごみ処理や高齢者医療の分野の経験は非常に重要だ」と述べ、日本が得意とする生活関連分野で幅広い協力を進めたい考えを表明した。

 ロシアでは都市部を中心にごみ問題が深刻化しており、最新技術を導入した対処が急務。プーチン大統領が今後10年で平均寿命を80歳以上とする目標を掲げたことから、高齢化社会を見据えた医療整備も課題だ。

 シュレポフ氏は、北方領土問題への対応は「文化や経済関係の発展と一体だ」と述べ、解決に向け交流活発化が重要だと主張した。


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