キューバ、カストロ氏引退へ 国会が開催、新議長を選出

ラウル・カストロ国家評議会議長=2016年12月(ロイター=共同)

 【ハバナ共同】カリブ海の社会主義国キューバの首都ハバナで18日、人民権力全国会議(国会)が開かれる。2日間の日程で最高指導機関である国家評議会の新メンバーを選出し、ラウル・カストロ国家評議会議長(86)が引退する予定。新議長には政権ナンバー2のディアスカネル第1副議長(57)の昇格が有力視されている。

 ディアスカネル氏が就任すれば、1959年のキューバ革命後に生まれた世代が初めて国家元首となる。革命から実質的に国を支配し続けた故フィデルとラウル両氏のカストロ兄弟以外がトップに就くのも初めて。新議長選出は最終日の19日になるとの見方が強い。


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