はしか全国拡大に注意を 沖縄で流行、厚労省

 沖縄県で3月からはしかの患者発生が相次ぎ、県外にも感染が広がる恐れが出てきたとして、厚生労働省は12日までに全国の医療機関に注意を呼び掛けた。

 国立感染症研究所は、3月17日以降に沖縄県に滞在した人は感染の可能性があると指摘。はしかにかかったことがなく、ワクチンを受けていない人は、発熱があった場合、あらかじめ医療機関に電話で相談をした上で受診してほしいとしている。

 厚労省などによると、沖縄県で3月20日、台湾から来た30代の男性が、はしかと診断された。県内では4月11日までに、この男性から広がったとみられる約40人の患者が報告された。


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