東京円、106円台後半 

 12日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台後半で取引された。

 午後5時現在は、前日比10銭円高ドル安の1ドル=106円90〜91銭。ユーロは20銭円高ユーロ安の1ユーロ=132円22〜26銭。

 米国によるシリアへの軍事攻撃の懸念が高まり、比較的安全資産とされる円を買いドルを売る動きが優勢だった。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ加速観測を背景としたドル買いもあり、円の上昇幅は限定的だった。

 取引時間を通して変動は小さく、市場では「シリア情勢の先行きが見通せず、積極的な取引がしづらい状況だ」(外為ディーラー)との声が聞かれた。


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