介護保険料、8千円以上に 8割の自治体、25年度推計

通所施設で体操するデイサービスの利用者=2013年、東京都内(画像の一部を加工しています)

 高齢者の支払う介護保険料(基準額)について、共同通信の調査に回答した都道府県庁所在地と政令指定都市の4分の3が、2025年度には月8千円以上に上昇すると推計していることが12日、分かった。15〜17年度の全国平均5514円より3千円ほど高く、年間の保険料は10万円程度になる計算だ。

 また、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度を運営する都道府県広域連合の半数弱は、患者の窓口負担を現在の原則1割から2割に引き上げることはやむを得ないと回答。団塊の世代が全員75歳以上になって社会保障費が急増する25年度以降、財源をどう確保するか議論が求められそうだ。


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